
2023年北海道の秋の風物詩とも言える雪虫が、今年は例年になく大量発生しているようです。
雪虫の白くふわふわとした姿は、見る者を魅了しますが、なぜこんなに増えたのでしょうか?
また、この状況はいつまで続くのでしょうか?
雪虫対策についても詳しく解説していますので、ぜひ注目してみてくださいね。
目次
大量発生している雪虫とは?
引用:https://www.qkamura.or.jp/kesen/blog/detail/?id=29141
北海道の雪虫の正体は、アブラムシの仲間です。
正式名称は「トドノネオオワタムシ」
体長5mm前後の小さな虫で、その名の通り雪のように見えるため雪虫と呼ばれています。
白い綿毛に包まれ、空をふわふわと飛ぶ姿が、雪の結晶を思わせるためこの名がつけられたそうです。
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なぜ?雪虫大量発生の原因
引用:https://www.tomamin.co.jp/news/main/6912/
雪虫大量発生の原因は、夏から秋にかけての気温が高いと、増殖率が上がるためです。
2023年は暑い日が続き、カメムシの大量発生も話題になりました。
カメムシ対策ついては この記事が参考になるかも
【2023】なぜカメムシ大量発生の原因!いつまで?対策紹介!
猛暑が続いたことで、雪虫の繁殖回数が増えました。
その結果、空前の大量発生に至っています。
雪虫の生活サイクルは非常に短く、気温が高いとアブラムシの仲間が活発になり、1か月で約2万倍に増えると言われています。
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いつまで雪虫の大量発生が続く?
大量発生の終わりについて、 今年は例年より長く11上旬続くと予想されます。
まだしばらくの間、雪虫が空を舞い続けることになりそうです。
雪虫の対策方法について、後半に記載しているのでぜひ参考にしてください。
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雪虫の大量発生は北海道だけ?
今日の札幌はこんな感じです
視界がボヤけるほどの雪虫! pic.twitter.com/2stRhUhsvL— 札幌に移住した、だんごむし (@dangomushi_spr) October 25, 2023
実は、雪虫の大量発生は北海道や 北国で見られることが多いです。
「ワタムシ」とも呼ばれる雪虫ですが、北海道から本州にかけて広く生息しています。
ただ、本州ではほとんど見かけることがなく、雪虫を知らない人も 少なくありません。
名前としての「雪虫」は、北海道や北国での呼び名です。
日本国外にも、似たような外見のアブラムシは存在しますが、今回の大量発生は北国ならではの自然現象と言えるでしょう。
北海道では初雪が降る少し前に姿を現し、地元の人々に冬の訪れを教えてくれる存在となっています。
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雪虫の対策法
雪虫による健康への影響はありませんが、視界を遮ったり、顔や服に付着したり迷惑ですよね。
特に、大量に現れると外出が億劫になってしまいます。
そんな雪虫たちに立ち向かうための、効果的な対策法をご紹介します。
防護アイテムでガード
外出時にはマスクやメガネ、そして帽子を着用しましょう。
特に、サングラスや花粉対策用のメガネは目に入るのを防ぎます。
撥水加工された服装で予防
撥水加工が施されたコートや、表面が滑らかなレインコートが役に立ちます。
雪虫が服に付着するのを防ぐだけでなく、万が一付着した場合でも簡単に払い落とせます。
外出時の天候に注意
雪虫は晴天や風の弱い日、また夕方に多く見られます。
そういった日は外出を控えるか、もしくはゆっくりと歩くことで、雪虫の付着を減らすことができます。
周囲の環境整備
雪虫の発生源となる樹木を植えるのを避けるか、既にある場合は伐採を検討しましょう。
雪虫が寄生するモクセイ科やトドマツ科の樹木が、雪虫の量を増やす原因となります。
忌避剤の使用
防虫スプレーや木酢液を活用することも効果的です。
これらは、雪虫が寄ってくるのを防ぐのに役立ちます。
特に木酢液は自然な成分でできているため、環境にも優しいですね。
また、雪虫は熱に弱いので、屋内では暖房器具の使用も雪虫を避けるのに効果的です。
これらの対策を組み合わせることで、雪虫シーズンを乗り切りましょう。
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